第5回 科学技術コミュニケーションデザイン・カフェ
ユニバーサル&ユビキタスな日本を目指して
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)では、科学技術コミュニケーション・カフェを開催しています。カフェでは、科学技術をめぐって社会の中で生じている紛争を解決する手段としての「科学技術コミュニケーション」や技術と社会に関して実践領域で活躍しておられる方をお招きし、話題提供をしていただきます。その後、提供された話題を中心に、参加者によるディスカッションを行う予定です。カフェという名称が示すように、アットホームな雰囲気での討論を目指していますので、気軽にご参加下さい。
■■日時■■
2006年2月17日(金)10:00〜12:00
■■場所■■
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター2F会議室
(吹田市千里万博公園1-1 詳細は、http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/参照)
■■内容■■
「子どもが楽しそうで、シニアが元気で、ネコがのんびりしている町」というのが、私の理想とする町の姿だが、九州にはこのような雰囲気の町がたくさんある。この明るい21世紀の暮らしに欠かせないのが、ユニバーサルデザインとユビキタス技術である。子どもも、女性も、シニアも、障害を持つ人も、海外から来た人も、誰もが幸せに暮らせる町、使いやすい製品や建物、わかりやすい情報受発信といったユニバーサルデザインの考え方は高齢少子化の進む日本では必須の概念だ。また多様な人々を街全体、コミュニティ全体で必要なときにITが支えるユビキタス技術は、小さな地域を幸せにしながら、今後は世界全体へ向けて日本から提案されていくだろう。
■■講師紹介■■
関根千佳氏(株式会社ユーデイット代表取締役社長)
日本IBM SNSセンター課長を経て98年 株式会社ユーディット(情報のユニバーサルデザイン研究所)を設立、アクセシブルなWeb構築やIT機器デザインのコンサルティングを行なう。 総務省情報通信審議会、国土交通省国土審議会計画部会、経済産業省日本工業標準調査会を始め、各省庁や自治体のユニバーサルデザインに関する委員を多数務める。福祉のまちづく り学会UDNJ(ユニバーサルデザインネットワークジャパン)理事。美作大客員教授、・金沢大・東京女子大・東海大等の非常勤講師。主著に岩波書店『「誰でも社会」へ』、地湧社「スローなユビキタスライフ」等。http://www.udit.jp/
■■申し込み方法■■
参加費は無料です。参加希望者は、氏名、所属、連絡先(メールアドレスもしくは電話番号)の情報と共に、メールまたは電話にてお申し込み下さい。なお、会場の都合上、定員は30名とさせて頂きます。(先着順で定員となり次第、締め切らせて頂きます)
問い合わせ窓口
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 春日,伊藤
tel/06-6816-9494
e-mail/sts@cscd.osaka-u.ac.jp
※本企画は、大阪府からの受託研究「社学連携プロジェクト:
ロボット社会実証実験のための外部評価の方法の確立およびガイドラインの作成」の一環として行っています。
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