第二回サイエンスショップ・ワークショップ 日本におけるニーズを考える
日時: 11月24日(土) 13:00-
会場: 日本科学未来館 7F イノベーションホール [Map]
内容:
大学が市民に対して参加型研究を提供するサイエンスショップが、日本でも急速に広まっています。今、大学が社会と共同でなにができるのか、そういった活動を始めている大学関係者の経験を元に話し合います。
登壇者:
伊藤真之(神戸大学)
中武貞文氏(九州大学)
平川秀幸(大阪大学)
お問い合わせ先:
春日匠(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター)
メール stc[at]cscd.osaka-u.ac.jp (※[at] を@ に変えてください)
電話 06-6816-9494 ファクス 06-6875-9800
申し込み方法:
このイベントはサイエンスアゴラの一環として行われます。
どなたでも参加いただけ、参加費は無料です。当日、直接会場におこしください。
【講演概要】
●伊藤真之(神戸大学)
2007年度より、神戸大学発達科学部・大学院人間発達環境学研究科に、神戸大学サイエンスショップが設置された。同サイエンスショップの特徴としては、市民社会の科学に関わる課題解決に加えて、(1) 市民社会における文化としての科学の発展支援、(2) 優れた課題発見・探求・解決能力を備えた科学者養成をめざす高等教育プログラムとしての側面を持っている。こうしたことから、構想としては、広義の科学教育の機能が強調されている意味で、スタンダードなサイエンスショップとはやや性格を異にする、「神戸型」サイエンスショップの構築をうたって創設された。
●中武貞文氏(九州大学)
地域においてサイエンスショップを推進するにはニーズと大学の持つシーズ・リソースとのマッチングが鍵となる。福岡県糸島地域にて九州大学と地元自治体が展開している「いとしまサイエンスキャラバン」を事例に、地域ニーズ情報の収集と市民を巻き込んだプロジェクト創出について考える。
●平川秀幸(大阪大学)
大阪大学コミュニケーションデザイン・センターは、「専門知識をもつ者ともたない者、利害や立場の異なるひとびと、そのあいだをつなぐコミュニケーション回路を構想・設計」するために2005年から活動を開始している。その一環として、2007年からサイエンスショップを始動させた。今年度行われている藻川・猪名川の水質調査・改善プロジェクトの経緯などを検討し、日本におけるサイエンスショップの課題を検討する。
※PDF版チラシをダウンロード
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