「感覚をめぐって 目と耳と脳の対話」
脳から迫る科学の知と、目と耳にこだわるアートはどう交わり、どうすれ違うのか。
科学者とアーティストが語る感覚と経験の世界。
日 時///
2007年9月22日(土)16:00-17:30
ゲスト///
藤田一郎(脳科学者/大阪大学大学院教授)
藤本由紀夫(サウンド・アーティスト)
進 行///
小林傳司(大阪大学CSCD教授)
場 所///
アップルストア心斎橋2Fシアター
大阪市中央区西心斎橋1-5-5アーバンBLD心斎橋 TEL:
06-4963-4500
大阪市営地下鉄 「心斎橋」 下車、御堂筋周防町交差点の角
http://www.apple.com/jp/retail/shinsaibashi/map/
定 員///
50名(入場無料/当日先着順/立見含む)
プロフィール///
藤田一郎 /ふじたいちろう(脳科学者/大阪大学大学院教授)
1956年広島県生まれ。東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科修了。理学博士。岡崎国立共同研究機構生理学研究所、カリフォルニア工科大学、理化学研究所、大阪大学医学部教授を経て、現在は大阪大学大学院生命機能研究科および同大学基礎工学部教授。当初10年は、コイ科魚類のフェロモン受容、サルやサケの性行動、フクロウの聴覚など、動物行動に関わる脳研究を行う。その後、ヒトやサルの視覚の脳内メカニズム解明をめざしている。ウェブサイト「脳の迷信、脳のうそ〜神経神話を斬る〜」を通して、「脳のうわさ」の真偽を検証した結果を発信中。著書:「見るとはどういうことか〜脳と心の関係をさぐる〜」(化学同人)など多数。
藤本由紀夫 /ふじもとゆきお(サウンド・アーティスト)
1950年名古屋市生まれ。大阪芸術大学音楽学科卒。70年代よりエレクトロニクスを利用したパフォーマンス、インスタレーション を行う。80年代半ばよりサウンド・オブジェの制作を行う。音を形で表現した 作品を個展やグループ展にて発表。その作品をつかったパフォーマンスを行う など、空間を利用した独自のテクノロジーアートの世界を展開している。主な展覧会に、「藤本由紀夫−聴覚の遠足2007」(「 +/-」(国立国際美術館)、「哲学的玩具」(西宮市大谷記念美術館)、「関係」(和歌山県立近代美術館))、「美術館の遠足」(1997〜2006,西宮市大谷記念美術館)、第49,52回ヴェニス・ビエンナーレ(2001,2007,イタリア)など多数。
小林傳司 /こばやしただし(大阪大学CSCD教授)
専門は科学技術論、科学哲学。福岡教育大学、南山大学を経て、2005年よりCSCD教授。現代社会における科学技術の社会的・政治的意味についての検討および、科学技術コミュニケーションの教育プログラムの開発に携わる。1998年から2000年にかけて、市民参加型テクノロジーアセスメ ントのコンセンサス会議に携わる。2001年、科学技術社会論学会設立に携わり、初代会長を務める。
「知デリ」とは///
「知デリ」とは、大学と社会が連携して「知術」を人々に還元(デリバリー)するトークプログラムです。
科学技術・哲学・アートなど多分野の専門家で構成される大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)では、“コミュニケーションデザイン”という未知なる主題の実践的研究のために、「知術」というテーマを掲げ、その定義・意味や有用性について考察する「知術研究プロジェクト」を始動しました。
このプロジェクトでは、さまざまな領域で活躍される方々と対話の機会を設け、各々の専門分野における「知識」や「技術」を参加者の方々と横断・交換することを通して、新しい発想の創出やアイデアの実現に繋げることを目指しています。
2007年3月に東京と大阪で実施し、今回が3回目の開催となる「知デリ」。その試みにご注目下さい。
主催:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)
企画:CSCDワーキングメンバー
(小林傳司 木ノ下智恵子 久保田テツ 春日匠 仲谷美江)
共催:アップルストア心斎橋
協力:NPO recip [地域文化に関する情報とプロジェクト]
問い合わせ
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)
大阪府吹田市千里万博公園1-1
TEL:06-6816-9494 FAX:06-6875-9800
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/
*本イベントは平成19年度JST地域科学技術理解増進活動推進事業
「調査研究・モデル開発」の補助による活動です。
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