2日目午後は、食品問題を扱うNPOの立場という想定で、輸入再々開のためにはどのような条件を満たすべきかということについてグループワークをしました。
実際に経験された皆さんはどのようなことを感じたのでしょうか?
そもそもの「想定」がわかりにくかった。
「何をすべきか」についてもっと具体的な指示が欲しかった。
初日に異なる専門を持つ同士で討議することによりある種の「違和感」を感じて欲しいと言われたが、あまり違和感は感じなかった(もしくは新しい視点を得る事ができて良かった)。
議論がまとまりすぎていた(発散しすぎていた)等々、様々な感想があると思います。
授業初日に、小林教授からも説明があったように、この演習プログラムは、
教員の側も試行錯誤を繰り返しながら、開発をしている途中にあるものです。
ぜひぜひ、皆さんのご意見を頂ければと思います。
異なる専門を持つ同士で討議することにより「違和感」をあまり感じなかった者です。
(同じグループの方の中にはその違和感を感じた方はいたみたいです。)
ただ、こういった人達が集まった場で議論することの難しさはすごく感じました。
この難しさは無意識のうちにに感じた「違和感」に起因しているのかもしれませんが。。。
私は研究で遺伝子組み換え(GM)植物を取り扱っているので,GM作物の安全性の
問題に非常に興味がありますし,この問題に取り組んでいく義務を負っているとも考えて
います。
ですが,このような科学的な議論だけでは解決できない問題に対して私達のような
専門家がどのようなアプローチで取り組んでいけばよいのかずっと頭を悩ませていました。
(科学的な議論が十分なされているとも思えませんが。。。あと,私を専門家とみなすか
どうかはここでは置いておいて。。。)
この演習に参加し,科学的な議論だけでは解決できない問題に対するアプローチの
第一歩が何であるのかがわかったような気がします。つまり,まずは色々な立場の人と
議論をしなければ,何も始まらない。そして,そのようなことができる場をつくることが重要で,
実はそれが非常に労力がいることなんだと。私の中でのこの演習に参加した成果の一つ目
です。あと2日間でもっと多くのことを学んで生きたいと思います。
投稿情報: コバドク | 2006年2 月25日 (土) 12:46
「まずは色々な立場の人と議論をしなければ,何も始まらない。そして,そのようなことができる場をつくることが重要で,実はそれが非常に労力がいることなんだ」というのは、まさにその通りですね。
私自身は、GMではありませんが、他の科学技術について実際の現場で、その場作りをし続けてきました。試行錯誤の連続です。もちろん失敗もあります。でも、そうやって試行錯誤しながら、より多くの場ができ、それぞれの場がつながり、多くのノウハウを共有していくことこそが、今、必要なのだと思います。
投稿情報: やぎ | 2006年2 月25日 (土) 14:29